オーストラリア、Prospective Marriage Visa(subclass300)、通称フィアンセビザを申請中のはるるです。
ビザ申請で必要な書類の中に、過去10年間で、1年以上滞在したことのある国の無犯罪証明書(この人は犯罪歴がありませんよという証明書)があります。
日本で産まれ、日本でそだったはるるなので、当然日本の無犯罪証明書が必要なのですが、
過去10年間で、1年以上滞在した国
のなかに、はるるの場合はフィリピンが含まれます。
はるる、フィリピンに367日滞在していました。
1年は・・・・365日!!
はるるのフィリピン滞在は・・・・367日!!
そう、この2日間の為に、メンドクサイ証明書を取得しなければなりません!!(泣
そして、このフィリピンの無犯罪証明書の名称は、NBIクリアランス。
はるるがNBIクリアランスを取得した方法をまとめます。
フィリピンの無犯罪証明書 NBIクリアランスを日本から取得する方法
NBIとは、アメリカでいうとFBIにあたるもので、
National Bureau of Investigation 国家捜査局? ってなるのかな。
ま、とにかく、フィリピンの無犯罪証明書を発行してくれるところです。
で、NBIは当然フィリピンにあるわけで、このNBIクリアランスを日本から取得するには、
以下のプロセスを通りました。
1、指紋を採取した書類”NBIForm”を在日フィリピン大使館(領事館)で作成し提出。
2、指紋を採取した書類”NBIForm”が領事館から届く。(領事館のスタンプが押されている。)領事館から届いた”NBIForm”と申請料金200ペソ(約500円)をNBI(フィリピン)に送る。
3、フィリピンのNBIからNBIクリアランスが送られてくる。
※申請料金を送ると言うところで、注意が必要です!!
指紋の採取とNBIFormの提出
フィリピン領事館には管轄があるので注意
さて、NBIクリアランス取得の為の指紋採取を行う領事館は、東京と大阪にあり、申請者の住所が日本のどこにあるかで、どちらの領事館に行くか管轄が決まっているので、注意してください。
管轄の一覧はフィリピン大使館のHPのこのページに記載があります⇒
Consular Jurisdiction ってところを見てください。
例;2015年11月現在、はるるの住んでいる愛知県。
Philippine Consulate General in Osaka-Kobe
Aichi
となっているので、大阪(神戸)領事館 が管轄となります。
愛知からだと、大阪と東京ちょうど微妙に真ん中なので、間違って東京に行って、こっちじゃできないよ~ん!!大阪行ってね!!なんていう事態にならなくて良かったです。
領事館に行く前に、今一度、自分が住んでいる県がどちらが管轄なのか確認してください。
在大阪・神戸フィリピン総領事館
ってことで、ビザ申請の為の渡航前健診が新大阪駅近くの回生病院で受診。
その後、地下鉄乗り継ぎ、領事館へ。
領事館の住所; 大阪府大阪市中央区城見2-1-61 Twin 21 MID Tower 24F
地下鉄長堀鶴見緑地線;大阪ビジネスパーク駅4番出口から歩いて5分くらいでした。
もしくは、JR京橋駅から、屋根付き連絡路が、Twin21MID Towerまであり、歩いて10分くらいです。
Twin 21 MID Towerビルの24階にエレベータの乗って行くと、
フィリピン領事館の看板がある入口に行きます。
が、その入口には2つ扉があります。
右側が、NBIFormを記載し、指紋を採取する部屋。
左側は、お金を払うカウンターがある部屋。
でした。
必要な物
- パスポートのコピー2枚 (コピーは、同じビルの1階にコンビニでできます。
- パスポートサイズの写真2枚
- レターパック500(コンビニで買えます。500円です。採取した指紋の書類を、自宅へ送ってくれる為に使用されます。)
”NBIForm”指紋採取書類を作成
ってことで、無事、フィリピン領事館にたどり着き、受付でNBIクリアランスを取りたい旨を伝えると、NBIFormをくれるので、
必要事項を記入していきます。
身長や、体重、職業、父親、母親の名前、国籍等々。パスポートサイズの写真を係りの人が貼ってくれます。
裏面も、住所やら、NBIクリアランス取得の目的やら記入します。
で、この裏面に、自分の指紋を採取していくのですが、、、
NBIForm係りのスタッフ(フィリピン女性)が、スタンプ台をおもむろに出してきます。
で、まずはこの指から~と、指示してきます。
スタッフの人に手を取られ、スタンプ台に指をぎゅーっと押し付けられ、
インクの付いた指を、今度は用紙にぎゅーっと押し付けて、指紋を取っていきます。
当然、手は真っ黒になります・・・がウエットティッシュくれます。
で、隣の部屋に行って料金を支払います。
料金は 3,250円 でした。
で、その領収書を持って、再度、右側の部屋へ。。。
お金を払ったのが確認してもらい、レターパックとNBIFormをスタッフの方に渡して終了です。
領事館のスタンプ?みたいなのを押したら、レターパックで、自宅へ送ってくれるそうです。(って言っているはず。はるるのフィリピン英語の理解力が正しければ。。。)
料金について
ちなみに・・・・この、 3,250円 は、NBIFormを作成する為に、領事館に支払う手数料で、
NBIクリアランスを発行してもらう為にNBIに支払う手数料;200ペソは別物です。
12時〜1時はランチタイムでクローズ(領事館の風景)
カウンターです。 ※はるるが領事館についたのは、11:45。
NBIFormはもらえたものの、記入している途中で、12時からランチタイムとなってしまい。
カウンターは一旦13時まで閉められた。
フィリピンのカレンダー
フィリピンの新聞
フィリピンを宣伝するポスター(※注意;確かにフィリピンの田舎は空気も景色も綺麗でカラダにいいけれど、都会は汚くて誇りっぽくて、はるるは367日の滞在中に4回もひどい風邪をひきました。)
ちなみに、スタッフはフィリピン人の方達で、日本語しゃべりません。会話は英語となります。
久々にフィリピン英語を聞き、目から、耳から、フィリピンを感じた不思議空間、フィリピン領事館でした。
領事館から届いたNBIFormを申請料を送るー国際送金はNG
領事館から認証済みのNBIFormが届く
領事館に出向きFormの記入と指紋の採取をして領事館からFormが自宅へ届いたのは約10日後でした。
領事館のスタンプや、担当の方のサインがFormに刻まれました↓↓↓
郵便局から国際送金(住所宛送金)で申請料で送ったが、NBIは受付ず・・・
領事館から届いたスタンプつきのNBIFormをNBIに申請料と共に送るのが次のステップです。
が、現金を郵送で送ることは違法となり、郵便局の方の散々相談して、
- 書類をEMS(国際スピード郵便)
- 申請料の200ペソに値するUS$(5$)で「住所宛送金」で電子送金
- 電子送金した控えをEMSに一緒にいれる
- 料金は申請料の200ペソ分の5ドル(621円)+送金手数料2500円、EMSの900円=4021円
と言う方法をとったのですが、、、、
どれだけ待っても、何の音沙汰もなく、はるるは何度もNBIへメールを、やっとこさ返事が来たのですが、、、、
NBIからのメールの中身
申請書が届きました、申請料なしで。
あなたが言うように、国際送金してくれたようですが、
NBIでは国際送金は受け付けておりません
わたし達は200ペソか、200ペソに値する「Bank Draft」しか受け付けません
が、しかし!!
あなたの申請書を次のステップへすすめて、明日、あなたへ送ります
と言うことで、申請料が届いてないのにも関わらず、NBIクリアランスを発行してもらえると言う、ミラクルが起こりました。
ので、たまたま、はるるの場合は、発行してもらえたけど、国際送金(住所宛送金)で現金を送ってもNBIは受け付けないので要注意です!!
それでもNBIクリアランスを日本から申請するにはどうしたら良いかの考察
現金で申請書を送金?(違法)
NBIクリアランスが届いたものの、はるるは住所宛国際送金という手段で送金を試みた為、フォームと別での送金となり、NBI側ではこの方法の送金は認めてなく、あくまでフォームと一緒に申請料金を送るといったスタンスぽいです。
しかしながら、お金をEMS(国際郵便)で送るのは違法。でも、フィリピンへ、現金を送ってしまう人もいるようです。
BankDraft?
NBIからのメールの返事や、領事館のNBIクリアランスについての案内にも「BankDraft」で送金、、、といった文面があり、
5銀行が指定されています。
By mail - enclose Money Order in the sum of Php200.00 Philippine currency or bank draft which is negotiable in the Philippines payable to the Director, National Bureau of Investigation, Taft Avenue, Ermita 1000 Manila, Philippines. The following accredited banks are
a. Philippine National Bank (PNB)
b. Hong Kong and Shanghai Bank Co.(HCBC)
c. ANZ - A New Zealand Bank
d. METROBANK
e. Bank of Philippine Islands (BPI)
このa~eの銀行は東京に支店があるようです。
が、どのようにBankDraftを作るのかは実体験を伴わないので分かりません。
もし、上記の銀行の銀行為替を発行した、もしくは送ったなどの経験がある方は是非、ご教授くださいませ。
日本にいながらNBIクリアランスを取得する為の考えられる方法3つ・・・
- 一か八か違法と知りつつ、200ペソ現金を用意し、フォームと一緒にEMSで送ってみる。(保証なし)
- 一か八か、はるると同じように住所宛送金で、フォームとは別に送金して、粘り強くメールで問い合わせる。(保証なし)
- フィリピンの親戚、友人にフォームと委任状を送付して、代理でNBIに行ってもらい、発行されたら日本へ送り返してもらう。(フォームが無事届き、代理人が信頼ができ尚且、一連の仕事を責任を持ってやってくれる方なら間違いないでしょう。)
オプションとして、フィリピンに自ら出向きNBIに行って申請する!!ってところでしょうか。。。。
1、2はかなりリスキーですね。。。
頼れる知人、親戚等がいれば、3が一番確実な気がします。
すみませんが、どのような方法で取得するかは自己責任で判断してください。
発行されたNBIクリアランス
さて、なんだーかんだーすったもんだして、
届いたNBIクリアランスはこの様なものです↓↓↓
REMARKSの欄に
"NO DEROGATORY RECORD"
名誉を傷つける記録はなし=犯罪なし!!!
と、無犯罪者であることが証明されました。
まとめ
と言うことで、はるるのNBIクリアラン、申請から、取得まで、約3ヶ月を要しました。
なんとか、メールを何度も送り、取得にこぎつけましたが、NBIへ申請料金を送信すると言うところは、未解決のままですみません。
現金を送った、とか、BankDraft送った、と言うような体験談がおありの方は、ご教授いただけると助かります!!