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・ mad dogs and Englishmen
4月、ここのところだんだん暖かくなりつつまりますね。やっと冬の厳しい寒さも遠ざかってきました。
対する南半球、先日までは、上半身裸に海パンでSkype画面に現れるブレットでしたが、あちらは熱い夏から秋に向かうところ、ここのとこ涼しくなってきてTシャツを着るようになってきました。ブレットの住むゴールドコーストも冬になれば薄手のダウンくらいは必要なくらい寒くなります。去年、オーストラリアにはるるが滞在したのは7月8月で、冬真っ只中。ムートンブーツにダウンといった服装でした。
ところでブレットのママは84歳なんですが。。。腰も曲がっておらず、84歳には思えないくらい元気で、頭もいいし、自分で自動車運転して買い物も行っちゃうし、本当にすごく若くて健康な人で、おまけにとっても優しい。ブレットの子供たちもおばあちゃん大好き。はるるもブレットママ大好き★
そのスーパーウーマンのブレットママですが、一年中、朝、起きたらプールに入るという習慣を続けています。どれだけ寒い冬の朝でも必ず。。。。。これが健康の秘訣なのだろうか。。。
はるるがブレットの家に遊びに行った時も、毎朝行水。。。”はるるも一緒に入る?”と誘われたけど、とてもじゃないけど入れる気温ではなかった。
さて、寒くなってきたと言っているブレットに、ママは相変わらず冬になってもプール入るんだよね?って話をしたら、
”オーイェー、冬にプールに入るなんて、only mad dog and englishmen だぜ!!”
とブレットが返してきた。。
mad dogs and Englishmen
mad dogs は狂犬。Englishmenまイギリス人。
ちょっと皮肉った言い方ですが、”そんなことするの、狂犬かイギリス人だけだぜ!!ったく、クレージーなことするな~。”といたにニュアンスの一文です。
派生は、インド等をはじめとするアジア植民地時代に寒いイギリスという土地からしかも肌が日焼けに弱い人たちが、アジアのギラギラ太陽が照り付けて熱いところに来て、現地人達でさえ昼間は暑くて動かないのに、イギリス人達はあの灼熱地獄へ出かけていくよ、狂犬もね。。。 といったところのようです。
なので、何か普通の人ではやらないことをする人に向かって、”そんなことするの、狂犬かイギリス人くらいだよ!” という、例えで使うようです。
歌のタイトル
Noel Coward(1899-1973) っていうイギリス人の俳優さんが「mad dog and Englishmen」っていうタイトルの歌を歌っていたそうです。その歌詞中に、アジアのいろんな国の名前をあげて、みんなその時間は休んでいるのに、”Mad Dogs and Englishmen, go out in the midday sun” と、狂犬とイギリス人は昼間の暑い中へ出かけていく。と歌っています。
また、イギリス人の歌手 Joe Cooker も、1970年に「mad dog and Englishmen」というタイトルのアルバムを発売しているようです。
これを思うと、単に他人から、イギリス人ってクレージーだねって言われているっていうよりも、自分たちでもその特性をわかっていて、そんなクレージーなことお前にはできないだろ?俺みたいにね。って自分で自分を鼓舞している意味合いも含まれているかもしれませんね。
in the conversation
さて、実際の会話中でどのように使うか例文をみてみましょう。
A)”Does your mam swim in the pool in the middle of winter?”
(あなたのお母さん、真冬にプールに入っているの?)
B)”Yes she does. It is only mad dog and Englishmen."
(そうなんだよ、そんなことするの狂犬とイギリス人だけだよ。(よくやるよ僕のママ、本当にクレージーだろ?))
です。 仲良くなった友達が何か突出したことがあったら、ちょっと使ってみたいですね。