みなさん、海外で日本円から現地通貨への両替はどのようにしていますか?
空港などの両替所・銀行では手数料が高かったり、
両替したい金額によっては手数料もかなり大きな金額になってしまいます。
なるべくお得に両替をしたいという方に、この記事では両替がお得にできる方法を紹介します。
目次
クレジットカードで海外キャッシング
日本国外で現地国の現金を作る方法として、クレジットカードの海外キャッシングがあります。
キャッシング???って利息が高そうだし、やばそうじゃね~?って思いますよね?
が、しかし、それがそうでもないんですよ!現金で現地の両替屋で両替するよりかなりお得に、クレジットカードで現地通貨をキャッシングして繰り上げ返済という方法を使ってお得に両替することができます。
この記事では、海外キャッシングと繰り上げ返済に必要なもの、お得な理由、実際の方法などを紹介しています。
この先、日本の銀行口座内にあるお金を、今住んでいる国の通貨にお得に両替したい!という方は必見です。
クレジットカードを使用した海外キャッシングに必要なもの
- 日本の銀行の口座(ネットバンキングができるようにしておく)
- 繰り上げ返済ができるクレジットカード
なぜ海外キャッシング?お得な両替の最大の2つの要素
両替手数料がかからない
まず、一つ目、例えば日本円の現金をもっていて、現地のレートが良いですよっていう両替屋に行くとします。
確かに、銀行や、空港に比べたら、両替屋さんの方が良いレートでしょうが、1ドルにつき3~5円は手数料としてとられます。
ネットとかで為替レートを確認すると、1豪ドル=78円! 安っ!って思っても、だいたい80円~83円の相場で両替されます。
が、クレジットカードを使って、ATMで引き出しすると、その時の為替レートがそのまま反映されます。
※ちなみに、ATM手数料は取られます。オーストラリアの場合1回2豪ドルです。
(例)仮に為替レートが76円で、両替屋の手数料が1ドルあたり4円と想定した場合
両替屋 1,000豪ドル = 約80,000円 (注;両替屋によります。)
クレカ 1,000豪ドル = 約76,000円 + ATM手数料 約156円
手数料はとられるものの、両替屋で両替するよりはるかに安く両替できます。
ATM手数料がかかるといっても、この時点で4000円の差額がでているので、2$くらいな微々たるものですよね~。
繰り上げ返済という方法で利息を大幅にカット
さて、キャッシングする=お金借りることになるので、当然利息がついてくるのですが、この利息を大幅にカットする方法が以下です。
- ATMでクレジットカードでお金を借りる。(ATMでの操作例:クレジットカードを挿入⇒PINNO(暗証番号)を入力⇒「WITHDROWAL」(出金)を選択⇒「CREDIT」(取引口座:クレジット)⇒出金したい金額を選択or「Other」を選んで入力。)
- キャッシングをすませたら、クレジットカードの利用明細をインターネットでチェック。(だいたい2,3日で反映される。)
- 利用明細にキャッシングした分が反映されたら、クレジットカードの繰り上げ返済用の窓口へ連絡(海外電話になります。)
- 繰り上げ返済したい旨と、カード番号を伝える。返済予定日までの利子を計算してくれる。振り込み先を教えてくれる。
- ネットバンキングで振り込みする。
といった手順です。
実際にはるるが2016/8/3に1000豪$キャッシングしてみたシュミレーション
- 2016/8/3 ATMでキャッシング 1,000豪$ ATM手数料2豪$(8/3の為替レート 1豪$=76.79円)
- 2016/8/6 クレジットカードの利用明細にキャッシング分が反映された。請求額=76,151円(ATM手数料が含まれた金額)1豪$ = 約76円で両替されている
- 2016/8/6 繰り上げ返済の電話をし、繰り上げ返済の計算をしてもらう。返済額=76,458円 ※利息307円
- 2016/8/6 ネットバンキングで自分の口座から繰り上げ返済用の口座へ振り込み
付随するコスト
- 海外電話・・・オペレーターと話したのが、3分程度でした。現在は、わたしは海外への通話(オーストラリアから日本)が1分=約4.5セント(約4円)の携帯電話のプランを使っているので通話 12円。
- 振込手数料・・・日本の銀行口座と、クレジットカードの繰り上げ返済用の銀行口座が同じ銀行だったので、振り込み手数料は無料(2016年8月現在)
コストの合計
ということで、今回のクレジットカードのキャッシングカードを使って両替したコストは、
- ATM手数料 2豪$ 約152円
- キャッシング利子 307円
- 通話料 約12円
- 振込手数料 0円
約471円でした。
注意点!!
さて、すごくメリットのある海外キャッシングですが、いくつか注意があります!
繰り上げ返済ができないクレジットカードもある
クレジットカードによっては、繰り上げ返済できないカードのあるようなので、良く調べてくださいね。
前もって持っていた何枚かのクレジット会社に電話して、繰り上げ返済できるか確認が必要です。
キャッシング限度額
カードにもよるだろうし、本人の収入とか信用度?にもよるだろうけど、キャッシングできる金額は限らているので確認しておきましょう。
繰り上げ返済用の電話番号を控えておく
繰り上げ返済用の電話番号を確認しておく。
キャッシングをして明細に反映されたら、即座に電話したいですもんね。
繰り上げ返済用の口座と同じ銀行の口座を持って振込手数料を節約
繰り上げ返済用の口座の銀行を聞き、同じ銀行口座を開設しておくと、振り込み手数料が節約できます。
※わたしの場合は、クレジットカードの繰り上げ返済用の口座が三井住友だったので、三井住友銀行の口座を開設してメインバンクとしています。
インターネットバンキングができるようにしておく
当然ながら、振り込み作業を海外から遠隔操作しないといけないので、ネットバンキングができるようにしておきます。
さもなければ、日本にいる家族などに、振り込みしてもらうとかって、面倒くさいことになっちゃいますね!
海外電話が安くできる環境を構築する
現地に長期滞在するんであれば、現地の電話会社の国際電話オプション等を利用すればコストは抑えれますし、
Skypeクレジットも海外から日本へかなりお得に通話ができます。
secure.skype.comインターネット環境が必要
クレジットカードの明細を確認したり、ネットバンキングで振り込みしたり、とインターネット環境はマストとなります!!
おススメはVISA住友カード
海外キャッシングを考えている方にお勧めのカードは「三井住友VISAカード」
理由としては、
- 繰り上げ返済ができる(クレジットカード会社に確認済み)
- 大手銀行のクレジットカードで信頼感がある
- 三井住友クラシック/クラシックカードAなどは、利用さえあれば年会費が初年度だけではなく翌年からも無料
- 三井住友の銀行口座を持っていれば繰り上げ返済の振込手数料を節約できる
と、繰り上げ返済をする条件がそろっていて、年会費、振込手数料を節約できるのでお勧めのカードです。
まとめ
ということで、
- クレジットカードの海外キャッシングを利用した両替がお得
- 移住する前に日本の銀行、クレジットカードの準備が必要
お得に両替をしてみたい方は、しっかり準備してこの方法を試してみてくださいね。